2009年1月19日月曜日

マルチセル雷雲

 最近、都市での短時間ゲリラ豪雨による水害被害が多い。「ゲリラ豪雨」という言葉は大体意味が理解できるが、このゲリラ豪雨が何故起こるかについての説明の中で出てきた「マルチセル雷雲」という言葉はよく分からない。言葉を分解すると「マルチ」は「多数の」や「種々の」という意味である。「セル」は画像処理ソフトなどで「セルのプロパティ」などと言う、あのセルと理解していいのだろう。「表」を構成する一つ一つのマスのこと、つまり一つの塊の最小単位のことである。(近所の天気予報士に聞いたら、積乱雲のことを「セル」というのだそうだ。)で、「マルチセル雷雲」であるが、通常、雷雲は一個ずつ発生することが多い。一個の雷雲(つまり「セル」)は30分~1時間程激しい雷雨をもたらす。しかし、これが「マルチ」だと次から次へと雷雲が重なって同じところを通り過ぎるため、激しい雷雨が一箇所に何時間も続くことになり、洪水などの被害が出るのだという。そして最近はこの「マルチセル」型の雷雲がよく発生するという。都市でのヒートアイランド現象なども関係しているのだろうか。以上、今朝の「トクダネ」テレビの天気予報士、天達さんが言っていた「マルチセル雷雲」という言葉から考えたことです。

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