2009年1月19日月曜日

ほっこり

 短歌の会で・・・「家族みんなで寄せ鍋を食べて・・心もほっこり・・・」という内容の作品に出会った。この「ほっこり」はくつろぐとか癒される、ホッとするの意味に使われているようだ。私の子供の頃は「ああ、ほっこりした。」というと「疲れた」という意味だった。遠足などで遠歩きしてきて家に帰ってくると「ほっこりしたやろ。ゆっくりしときや。」と母に言われたものだ。この「ほっこり」、気になったので私よりもやや年上の京都の人に聞いてみた。そうすると、歌に使われていた意味、「ホッとする」「和む」「癒される」などの意味だと答えが返ってきた。それで、本来の意味は「疲れた」では?と言ってみると、「あ、そうやったかも知れん」となって、だんだん思い出されたようだ。「ほっこり」は、滋賀県では使っていたし、京都でも聞いた。大阪などはどうか知らないが、大体が京言葉のようである。しかし、時代と共にその意味は変化してきているようだ。

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