2015年1月20日火曜日

三度笠

 正月のテレビ番組は概してつまらないものが多かったが、印象に残ったことがひとつあった。
どういう番組だったか思い出せないが、「三度笠」は江戸時代の飛脚の人たちが使用していた・・というもの。つまり江戸時代、飛脚の人たちは月に三度、江戸、京、大阪を往復していた。その人たちが被っていたのがこの笠であり、そこから三度笠と呼ばれるようになった・・というもの。「へえー!」であった。
 三度笠と聞いて私が思うのは、木枯し紋次郎、沓掛時次郎、清水次郎長などの侠客だが、彼らがトレードマークのように愛用していた笠は、実は飛脚のものであったということが面白い。
 そして、江戸と京、大阪を月に三往復とは人間業と思えないが、これは一人の人が3往復したわけではないだろう。多分、そういう会社のような組織があって、交代しながら飛脚便を運営していたということだと思う。

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