このところテレビなどでしばしば耳にする(または眼にする)「萌え」という言葉。私は使ったことがないが、現代と言う時代を知るためには重要なキーワードであるらしい。今日はこの言葉を探検。オタク族と呼ばれる人たちの隠語から広まったのだという。「萌え萌え~」と複数で叫ぶのだという。(私には理解できないが・・)「萌え」の反対語は「萎え(なえ)」であるという。広辞苑にはないだろうと思いつつ、引いてみると、やはり「萌え」はなく、「萌え出づ」があった。
もえいず【萌え出づ】芽ざす。芽ぐむ。生ずる。「さわらびの(萌え出)づる春になりにけるかも」(万八)ネット検索ではくわしい説明があった。なお、最近発行された歌の友人の歌集名が『花萌え』、この「萌え」は、普通に草木が萌え出る、の萌えである。
2009年1月19日月曜日
つらら
寒い日が続いて近畿でも軒から氷柱(つらら)が下がるのを見る日がある。この「つらら」、漢字では氷柱だが、当て字なのだろう。語源はどこから来たのか、今日はこれを探検します。先ず「広辞苑」を調べた。つらら【氷】①こおり。ひ。源椎本「ーとぢ駒ふみしだく山川を」②(「氷柱と書く」)雨雪などの水が軒・岩角などに滴る時、こおって棒のように垂れ下がったもの。たるひ。-いし【氷柱石】鍾乳石の俗称。つらら【列】(ツラツラの約)ならびつらなるさま。つらなりつづくさま。万一五「小船乗りーに浮けり」つらら・く【列く】[自四]ならびつづく。つらなる。記下「沖へにはをぶねー・く」等とあった。連なることから来た「つらつら」が語源らしいということが分かった。
たばしる
美味しいお菓子を頂いた。うすいもちの皮のなかに大粒の小豆とクルミが入っている!!大津石山の銘菓だという。名前は「たばしる」この「たばしる」、あられがたばしる、という風に使うが、どういう語源なのだろう。先ず、広辞苑を引く。たばしる【た走る】《自四》(タは接頭語)勢いはげしく走り跳ぶ。ほとばしる。万20〔霜の上に霰たばしりいやましに・・〕とある。「たばしる」は「た走る」だったんだ!
ネット検索では、このお菓子の本舗のサイトをはじめ、いくつかあった。
雨や、雪は「降る」で、霰のみが「たばしる」となるように思う。このほかに「たばしる」を使うのは、矢玉などがあるようだ。それから子規の俳句「四弦一斉霰たばしる畳かな」は琴の音であろうか。たしかにそういう感じだ。さすがに子規!しかし、この「たばしる」は美味しい!コーヒーにも、渋~いお茶にもよく合う。
オイショウ
ケーココケーケー
親
今日の「東海道53次ウォーク」に、MKさんが興味深い諺を書き込んでおられた。それは「先人曰く 親は子供のことを道の長さほど思うが子は親のことを道の巾しか思はないと・・」というもの。丁度、今日、クルマで移動中、ラジオを聴いていたら(たまたま高校講座 現代文)「木ヲ植エル」という話だった。その話はなかなかよい話しで、目的地に着いてしまってもクルマのなかでしばらく聴いていたのだが、そのなかで親に関する興味深い話があった。それは、中国の諺で「前人が植えて後人涼し」というもので、意味は先の世の人が木を植えておくと次の世代の人が涼しい(これは木陰で涼しい、というだけでなく、その木から様々な恩恵を受けることが出来る・・というもの。)そこから、文字の話になり、「親」という漢字は「立ち木を見る」と書く。つまり親は子供のために木を植えてその世話をする・・ということ。子供は親が植えておいた木によって様々な恩恵を受けることが出来る・・・だいたいこういう話だった。いままで私は「親」という字を、子供がだんだん大きくなって外で遊びだしても、そばにくっついているのでなく、少し離れた立ち木の陰で子供を見守る・・・というところからこの字が成り立って(立つ、木、見る)いるのだとばかり自分勝手に解釈していた。しかし、本当の字の意味はもっと奥深いものだったのである! MKさんのおかげでいい事を知ることが出来ました。感謝です。
雪・こんこん
今年は寒いので灯油の売れ行きがいいようだ。(わが家は主に石油ストーブ暖房)。売りに来るトラックが流す音楽の「雪やこんこ♪」。この「こんこ(こんこん、は間違いだそうだ。)」というのは、一体なんだろう?を探検する。雪の降る擬音としては「しんしん」というのがあるのだが・・・。先ず、例によって広辞苑から調べたが、【こんこ】は無かった。【こんこん】はあり、それを見ると、こんこん ①咳をする声。②堅い物を打つ音。③キツネの鳴き声。またキツネ(幼児語)。④雪または雨の降るさま。また【昏昏】①道理にくらいさま。②心がはっきりしないさま。うつらうつら。③深く眠っているさま。意識のないさま。「ーと眠り続ける」【渾渾・混混】①水の盛んに流れて尽きないさま。②水の濁るさま。③入りまじるさま。④物の尽きないさま。【献献】酒を酌み交わすこと。【滾滾】水の盛んに流れるさま。水がわき出て尽きないさま。・・・などがある。
ネット検索では・・・漢字にすると分かりやすいが、これは「来む来む」の転化したものだという説が大半だった。つまり「雪よもっと降れ降れ・・」という意味なのだと言う。また「雪や来う来う」というのもあった。これも雪よもっと降れ降れの意味である。
2009年1月18日日曜日
エルダー
この頃よく聞く言葉に「エルダー」というのがある。デパートの販売戦略などで「エルダー世代に的を絞って・・」とか、「エルダー世代をどう取り込めるかに掛かっている・・」などと使われている。私は「エルダー」と聞くとぱっと頭に浮かぶのは、昔見たジョン・ウェイン、ディーン・マーティン共演の西部劇映画「エルダー兄弟」なのだが・・
辞書には「先輩」としか載っていない。ネット検索してみるといろいろなことが分かった。
・・・「枯れて行く」という老後観とは違った感覚の持ち主達・・・とある。ということは、50代~70代でパソコンを活用して活発にコミュニケーションをしている私たちは「ニューエルダー」なのだろうか?そして、あの映画「エルダー兄弟」の「エルダー」もこういう意味だったのだろうか?それとも固有名詞だったのだろうか?謎は残る・・・
辞書には「先輩」としか載っていない。ネット検索してみるといろいろなことが分かった。
・・・「枯れて行く」という老後観とは違った感覚の持ち主達・・・とある。ということは、50代~70代でパソコンを活用して活発にコミュニケーションをしている私たちは「ニューエルダー」なのだろうか?そして、あの映画「エルダー兄弟」の「エルダー」もこういう意味だったのだろうか?それとも固有名詞だったのだろうか?謎は残る・・・
恋はしむ
昨日の支社の歌会でこの「恋はしむ」を使った作品があった。「恋ほしむ」の誤用ではないか・・などと、いろいろ議論があったが、私は「恋ほしむ」は自分が誰かを、または何かを恋しく思っているとき(自力的に)。「恋はしむ」は何かが、または何かの事象が自分の心をそのように(或るものを恋しく)思わせる(他動的に)・・。と解釈し発言したが少し心許なく思っていた。で、帰宅してからいろいろ調べてみた。広辞苑では「恋ほしむ」しか載っていない。愛用の旺文社の古語辞典にもこの「恋はしむ」はない。 動詞活用表を見てもどう活用するのか、どうもよく分からない。そこでネット検索してみると、短歌作品にはその用例が多く載っている。勝手ながらその短歌作品のみ、ここにコピーさせていただくことにする。
◎「逢ふ期(ご)なき妻にしあるをそのかみの処女(をとめ)となりてわれを恋はしむ」窪田空穂
◎「柿赤き硝子戸ごしの暖き秋の日ざしは人を恋はしむ」長澤英輔
◎「紫陽花の散り得ぬ花の咲きつぎてすでに散りたる人を恋はしむ」井谷まさみち
この他にもまだまだあるが、概ね私の解釈した意味、用法でまちがいなさそうであった。しかし文法的に斯く斯く然々であると、理路整然とその場で述べることが出来ないのはなんとも非力なことで恥ずかしいことである。
◎「逢ふ期(ご)なき妻にしあるをそのかみの処女(をとめ)となりてわれを恋はしむ」窪田空穂
◎「柿赤き硝子戸ごしの暖き秋の日ざしは人を恋はしむ」長澤英輔
◎「紫陽花の散り得ぬ花の咲きつぎてすでに散りたる人を恋はしむ」井谷まさみち
この他にもまだまだあるが、概ね私の解釈した意味、用法でまちがいなさそうであった。しかし文法的に斯く斯く然々であると、理路整然とその場で述べることが出来ないのはなんとも非力なことで恥ずかしいことである。
背広
パッチ----ステテコ----ズボンと来て、思い浮かぶのが背広。背広は日本語で背中が広いというような意味かと思っていた。カーラジオを聞きながら走っていたらNHKのアナウンサーがこの背広の語源を言っていた。それによると日本に洋装が入って来た明治時代、洋服は英国で仕立てるものと決まっていて、英国には服の仕立て屋が並んでいる通りがあり、その通りの名前が「セビルロー通り」で、ここで仕立てたのでその名が付いたのだという。この「セビルロー」を詳しく調べたら、ロンドンの中心地ウエストエンドにセビルロー(Savile Row)という小さな通りがあり、高級洋服店が多く並んでいる。一流の洋服はみなここで仕立てたので、セビルロー仕立ての洋服・・セビルローの服・・セビルロー服・・背広、となったという。
ステテコ
パッチが出たら連想ゲーム的に思い浮かぶのがステテコ。私はてっきり「カステラ」や「ズボン」と同じようにこれは江戸幕末にオランダやスペインの商人が持ち込んだオランダ語かラテン語だと思っていた。ところがステテコは日本生まれの言葉らしい。明治時代初期に落語家が丈の短いズボン下(股引)姿で舞台で、「ステテコドッコイ♪ステテコドッコイ♪」と踊ったことからこの踊りが「ステテコ踊り」と呼ばれ、そのとき履いていた短いズボン下をステテコと呼ぶようになったのだという。
ちなみに「ズボン」は仏語jupon(ペチコート)に由来する説が有力。
ちなみに「ズボン」は仏語jupon(ペチコート)に由来する説が有力。
2009年1月16日金曜日
パッチ
私は10月の中ごろからパッチを履いている。パッチは寒い時に男がズボンの下に履くものだが、この頃の若い男性は履かない。私の息子もいくら進めても履かない。この「パッチ」の語源は韓国語だとか、韓国ではズボンのことを「バジ」と言い、それが訛って日本でズボンの下に履く股引のことを「パッチ」と言っているのだそうだ。映画「パッチギ」のパッチギも韓国語で、意味は突き抜ける、乗り越える、頭突き・・だという。
また、この頃、パッチと言うとパソコンの世界では違うものを指すようだ。「検索」で意味を見ると「コンピュータのソフトウエアなどの障害修正や機能追加ファイルの事。」などとある。
また、この頃、パッチと言うとパソコンの世界では違うものを指すようだ。「検索」で意味を見ると「コンピュータのソフトウエアなどの障害修正や機能追加ファイルの事。」などとある。
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